運動不足の母娘。
最近、心掛けて歩いている。
ゆっくり歩くと、普段気づかない景色が目に入る。
当然、虫にも気付くわけで。
蜂や蜘蛛、蝶、蛾、トンボ…
種類は少ないけど都会にもまだまだいるね。
子供の頃は捕獲厨だったので、シオカラトンボを捕まえたら、周りで娘は大騒ぎ笑
いやいや、君も捕まえなさいって。
カレンデュラのインフューズドオイルが余っていたこともあり、初めての自宅でのコールドプロセスソープ製作。
レッスンとは違い、道具類も自分で揃えておかねば。
危険な薬品を扱うので、場当たりではなくきちんと手順をシミュレーションして、コツコツと揃えてきた道具もセレクト。
[道具] *は持ってたもの
*ステンレスボウル
・ポリ計量カップ(ヨトリヤマ)
・ポリ塗装バケツ
・ポリのドレッシングボトル
・回転式ハンディホイッパー
*使い捨てプラカップ
・温度計2本
*デジタルスケール
・ブレンダー
*アルミの平鍋(湯煎用)
*使い捨てプラスプーン
*モンスターズインクのシリコンモールド
*チップスターの円形容器
レシピ組み立ての時、環境保護の観点からヤシ系の油の代替を探しました。
パーム油はラードでOK。でもココナッツ油の代わりはあまり身近にはなかったので、今回の油脂構成は、
・カレンデュラインフューズドのオリーブ油
・ココナッツ油
・ラード
にした。
狭いキッチン、できるだけ効率よく作りたいので、まず書斎で精油ブレンド。
今回はフレグランスオイルをベースに、試行錯誤。
・オレンジスイート(FO)
・ラベンダーバニラ(FO)
・パチュリ(FO)
それぞれちょっと少なめでブレンドしてから
・プチグレイン(EO)
・ベチバー(EO)
・ペパーミント(EO)
で調整。
ワンボウルで固形の油から計量していき、弱火コンロにかけたアルミ鍋で湯煎。
苛性ソーダは、ドレッシングボトルに水を入れ、ソーダを少しずつ投入。透明なので溶け残りがないか確認しやすい。
温度を合わせた後、油にアルカリ投入。
回転ホイッパーでしばらく混ぜたけど、キリがなさそうだったのでブレンダー開始。
どうも気泡がいっぱいできる。先端形状のせいで空気を巻き込んでいる様子。これはよくないかもと思い、途中から空気を抜いて回す。
トレースがでたら着色。
娘のリクエストもあり、クリーム色のオイルにブルーを入れて薄緑にする予定が…ウルトラマリンが溶けにくくて色があまりわからず、入れすぎ!
途中から、ブレンダーでしっかり混ぜたら、出るわ出るわ、青色が!
結果、しっかりディープな緑になってしまいました。
ま、モンスターのモールドにいれるので、これでもいいか(前向き)
500gバッチでシリコンモールドの半分+ハーフサイズのチップスの筒でぴったりでした。
翌日、保温箱から出してみるとなんと!
以前作ったお気に入りのソープと同じ香りが!
試行錯誤が成功している。
とはいえ、狙った香りには到達できていないので、要研究。
あと、フレグランスオイル がかなり強め。熟成後、どこまで香りが残るかも要確認。
カット後、円筒に入れてたものの表面にツブツブが。これは気泡みたい。
手順、道具的に、まぁまぁの流れで製作できた。
着色工程は見直しが必要。
あと、ブレンダー問題。使い方で解決できるかどうか…
道具の洗浄は、クエン酸を溶いた塗装バケツに生地を拭き取った道具を入れて中和。残り水はpH試験紙で中和確認後、破棄。ムダが多いので次回はスプレーにしたい。
知り合いのカメラマンさんからの情報で、何だか楽しそうなのでホラー好きの娘を連れて訪問。
いろんなスカルや怖楽しいスノードーム、ミステリアスな絵画やアンティーク、グロ寸前の選書など、好奇心がくすぐられる展示でいっぱい。
この日在廊していらしたのは、文様作家で怪奇蒐集家のApsu Shuseiさん、スノードーム作家のATO1SNOWさん。
Apsuさんは、カメラの井上さんとは長い付き合いだとか。
ARO1SNOWさんのスノードーム、どこかで観たことあるな、と思ったら「マツコの知らない世界」で紹介されていた作品の作者さんでした。
どれもこれも素敵で、連れて帰りたい子がいっぱいだったんだけど、娘を置き去りにするのも、とちょっと遠慮。
文様ステッカーのみ買って帰りました。
娘にとってどういう刺激になったかわからないけど、怖美しい世界がたくさんあり、探検するのは楽しいのだ、ということが伝わればいいなと思う。
個人的には大好きな世界。
一度はこういう世界に耽溺するのも良いことだと思うよ。
とうとうモーレソースまで。
チョコレートソースがかかったチキンローストを食べた衝撃が忘れられなくて、メキシコ料理を食べに行ったら必ずチェックしてたんだけど、置いてる店なかなか無くて。
突如食べたくなった今日、しかしこのためだけに出かけるのも。
というわけで自作。
調べてみたけどレシピは人それぞれ。
しかも近所で揃えられないものも多数。
なので、記憶を頼りにあるもので作ってみた。
玉ねぎのみじん切りをバターでじっくり炒めて小麦粉投入。焦げる寸前、ブラウンになるまで炒める。
そこに、コンソメキューブ、シナモン、潰したクローブ少々を入れ水で溶く。娘はスパイス効かせたのは苦手なので遠慮気味に。
そしていよいよチョコレート。
家にある個装のカカオ77%チョコふたかけ。味を見て、これ以上甘くしたくなかったので、カカオの濃さがよくなるまで純ココアパウダー投入。
後は家にあるいろんなソース類とか。
島とうがらしパウダーをチリがわりに。カレー風味のウスターソース、ケチャップ、バルサミコ酢、カレー味パウダー、マーマイトも入れたかな。
みじん切りの玉ねぎと小麦粉で、結構とろみがあるので、水で薄めながら上記の味付けを繰り返し、記憶にある味になるまで調節。
冷蔵庫には唐揚げ用の鶏肉少しと豚肉スライスがあったので、塩コショウしてオリーブ油でマリネし、オーブンへ。
焼けたらモーレをかけて、いただきます!
辛さや馴染みのないスパイスを控え、カレー系のスパイスを効かせたので、娘も抵抗なく食べれたみたい。最初はチョコなので恐る恐るだったけど笑。
モーレソース作れたら、ますますウチメシ族になってしまうな。
疲れるのうー笑。
生活の木手作り石けん講座、応用科第2回。
油脂について、構成する脂肪酸の種類や特徴などを再確認。
さまざまな性質を持つ脂肪酸の組み合わせである油脂を、さらに組み合わせて好みの使用感に設計する。気の遠くなるような作業ですが、奥が深く面白い世界。
油脂についての詳しい資料を手に入れなければ。
実践は、ローズヒップを使った石けん。
ローズヒップをインフューズドしたオリーブ油をベースに、ローズヒップ油を添加。浸出後のローズヒップパウダーをスクラブとしてトッピングしたスペシャルレシピ。
ほんのりオレンジがかった生地に赤いパウダーが可愛い仕上がり。
香りは、何となく酸味のある香り。
ローズヒップは強アルカリに強く変色しにくいと聞くけど、熟成後にどれくらい変化があるか、トッピングは混ぜ込むパターンと、乗せるだけのパターンで。
さて1ヶ月後、どうなるでしょうか。
————その後————
型出しして半月後。
ローブヒップはやはり、少し変色しました。
トッピングはキレイな赤のままですが、生地に混ぜ込んだものはエンジ色っぽくなりました。
生活の木の手作り石鹸講座、基礎科の卒業制作としてオリジナルレシピの石けんを作りました。やっと解禁できたのでまとめを。
コンセプトの核は「黒い石けん」。
黒色は竹炭で出しました。
ただ黒いだけではメンズっぽいだけなので、ドライフラワーなどをトッピングしてエレガントゴシックに。いい感じに枯れているドライフラワーはイメージにぴったり。
ドライフラワーを選ぶにあたり、西洋のおまじないで魔除けになると言われているタッジーマッジーを模して基本はハーブに。ラベンダーの穂、ローズバッド、バタフライピー、ローズマリーの枝をチョイス。
ハーブは変色対策でコーティングしたものと、そのままのもの両方を使って変色実験もしてみることにしました。
洗浄効果の狙いとしては、
汚れやニオイを吸着すると言われる竹炭と清涼感を呼ぶハッカで夏向けに。
清涼感だけではつまらないので、ラベンダーとベチバーの精油を入れて落ち着いた華やかさをプラス。
ほんとは、スースー効果を出すためにメントールを入れるつもりだったんだけど、刺激が強いということで先生に止められたー
その代わりハッカを多く入れるので、肌への刺激を和らげるためにもベースオイルをオリーブオイルのカレンデュラ抽出オイルにしました。
竹炭のせいか抽出成分のせいか、トレースはかなり早く出た。
念の為、竹炭は取り分けた石けん生地でダマにならないように溶かしたあと、全体に混ぜ込みました。
精油は、ボディ用の上限ギリギリまで。
型は平型にして石けんの上にトッピング。ドライそのままとコーティングしたものを載せました。
ひと月後、やっと解禁。
ボディ用とはいえ、この頃にはかなり香りが落ち着いた。
トッピングしたドライハーブは、どちらも特に変色なし。石けんのトッピングなら使う時には取り去るので、特に心配しなくても良さそう。
気になる使用感は…
やはり、精油だけではスースー感はそんなに出ないね。
でも、ラベンダーの香りは残っているし、お風呂上がりにちょっと汗が出た時にフワッと香るのがいい感じ。
汚れや汗の吸着とやらは比較できていないのでまだわからないけど、かゆみやつっぱりなどのトラブルもないのでひと安心。
家族の肌を守る夏石けんになればいいな。