ふじまるぽーたる

音楽、自作好き筆者の愉快な日々の記録。

うっかり失敗〜レモン&ココアソープ

 家でよく出る廃物のひとつ、レモンピール。
これをソープに使わない手はないと、いろいろと調べて設計してみました。

 レモン1個分のレモンピールを細かく刻んで必要量の水に入れ約1時間、湯煎。
レモンの中皮、外皮に含まれる水溶性の抗酸化成分・エリオシトリンを抽出する目的です。
ビタミンCドリンクのような濁った薄黄色のエキスができました。

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成分が揮発しないよう、フタをして水蒸気がボウルに落ちるようにして抽出。

 それに苛性ソーダを入れると…
え?
なんかちゃんと溶けてない?
オレンジ色に変色するのはアリとしても、なんかモロモロとしたものが。

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かなり濃いオレンジ。ジャムの果肉のモロモロみたいなものが散見される。

苛性ソーダのとけ残りのような結晶のツブツブではない。
なんか変だなーと思いながら、測ったオイルに投入してグルグル。

 その次は、と思い巡らしてたら…

 

ああああああ〜〜〜っ!! 忘れてたぁ〜〜!

 

 せっかく1ヶ月以上漬けてたインフューズドオイル。
せっかくだからレモン香の元である脂溶性のリモネンを抽出してみようと思って、時間かけて準備してたのにっ!

 一気にやる気がなくなる。
ま、なんか苛性ソーダはモロモロして不安だし、ちょうどいいや。長時間かけて準備したオイルやレモンピールパウダーはまだ使ってないので、温存しておこう。
でも、ここまで作った生地はどうする、というわけで、レモンエキスのみのソープにすることにした。
せっかくだから、スワールの練習もしてみよう。

 そうなれば後はやるだけ。

作り置きしていた自作モールドに生地を投入。
取り分けた生地に、そこらにあった純正ココアを入れて着色。
紙コップにいれて適当にラインにして、割り箸でニョロニョロ。

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型入れ時は、オレンジ色の生地。

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型出し後は、薄いレモン色。

 ははは、がっかりしちゃって作業が雑〜〜〜。
でもまぁ、気を取り直して型出し。
自作のカッター台とストリングカッターでカットの練習も。

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大きな型だったので、上部1/3を水平に切り分け、下部は垂直に切り分け。残った生地は型抜きしたり丸めたり。

 意外にも、芳香成分を狙ったオイルよりも、水で温浸抽出したレモンエキスの方が、いわゆる甘酸っぱいレモンの香り。
ソープにしたら、ほんのり残った。

 次は、しっかりオイルも使って、レモンパウダーも使ってリベンジするぞ。

コーヒーグランズのキッチンソープ

朝淹れてるコーヒーの出し殻を活用したくて作ったキッチンソープを解禁。
コーヒーには消臭効果があるらしく、また、出し殻を入れるとスクラブになるのでピッタリだ。
さっぱりしないと困るので、余剰油脂を減らして鹸化率は95%に。
かなりトレースが早く出て型入れは手こずって、気泡も入ってる。

水分をコーヒーで置き換えることも考えたけど、そのために、こだわってチョイスした豆をわざわざ挽くのも何だかなーと思い。キッチン用だし。
ケチとも言う?笑
苛性ソーダと合わせるとかなり臭うらしいし。

結局、淹れ終わったコーヒーの粉を乾かした後、オイルに浸けて浸出油に。
スクラブ用は、細かく挽き直している。

いつもキッチンソープは吊り下げてるのでこれにもヒモをつけてみたけど、付け方は要考察。
色は、全然コーヒー色にならず。もっと出し殻をオイルにたくさん入れるか、思い切って着色用にインスタントコーヒーを入れるか(あれば)。
使用感はベタつかず狙い通り。
香りはほんのり。

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「コンニャクみたいだ」との指摘が。確かに!

 

応用課卒業!〜ジンジャーブレッド風米ぬかソープ

生活の木手作り石けん講座応用課、卒業製作。
テーマは「アロマ・ハーブとマイスキンケア」。
いろいろ思案したけれど、普段の暮らしの中で気兼ねなく作れるもの、という自分軸をもとに企画してみた。

レッスンでオプションを学ぶ中で、気づいたキーワード。
 スムージーを作る時に出る、レモンピール。
 コーヒーを入れる時に出る、コーヒーの出し殻。
 玄米を精米する時に出る、米ぬか。
毎日出す廃物なのだけど、何かに活用したいと思っていたものばかり。

そんな中で、今の季節に合わせてチョイスしたものが、米ぬか。
お菓子にも使う、温かみを感じるこのオプションを軸にすることに。

石けんが完成するのが11月下旬。
もうすぐクリスマスということで、大好きなジンジャーブレッドをモチーフに。
こんなこともあろうかと、ジンジャーブレッドのフレグランスオイルも持っているのだ。

油脂構成は、オリーブ、ココナッツ、ラードの基本構成に、米ぬかとの相性を考えて米油をプラス。肌の再生に寄与するパルミトレイン酸を含む馬油をスーパーファットに。
色材として、ジンジャーブレッドのブラウンのためにシナモンパウダー。
香りは、ジンジャーブレッドのフレグランスオイルと前述のシナモンパウダーで。
オプションの米ぬかは、柔らかさと不純物混入の可能性を減らすため、中ぬかに。

スキンケア効果としては、肌をスクラブで優しく洗浄した後、栄養価の高い米油や馬油で肌を修復する狙い。

装飾に一番悩まされたけど結局、これまたクリスマスデコ用に死蔵していた八角、シナモンの樹皮を活用することに。

米油を使ったためトレースも早く、装飾もシンプルだったので製作は早々に終了。

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粉砂糖風のコーンスターチは、トッピング直後は溶けたように白さが消えたけど、型出し時には戻っていました。

今回は、ジンジャーブレッドの中でもケーキを想定したので、モールドもパウンドケーキ型にクッキングシートを引いて使用。
実は、プラダンでバッチサイズにぴったりのモールドを作ったんだけど、形がイマイチだったのだ。結果的にはこちらの方がよかった。

ここまで見渡してみて、油脂もオプションもモールドも、みんな身近にあるものばかり。
自分軸に従って生きていると、石けん材料ひとつとっても迷いがなくなっていくものだなと、ちょっと悟り?笑

帰宅後は、入れすぎた感のシナモンが、いやもう、いい香り。
カットした後も、何回も嗅ぎたくなっちゃう。
解禁後はどんな感じだろうか。
使うのが楽しみだ。

 

 

そろそろ食べ頃? 〜 ルッコラとコリアンダー

好物のハーブをあげるなら1、2位を争うのが、ルッコラコリアンダー

いずれも、少しあるだけで風味が一気に本格的になって、お酒が進むー❤️ この二つがあれば、ひとまず生活が豊かになるんだ。

 

最近でこそスーパーにも並ぶようになったけど、いかんせん、欲しい時に売ってない。 仕方ないので自家栽培です。

実は何年も前にタネは買っていて、今年は期限ギリだったので、秋ですが一月前に種まきしました。

ウチのベランダは北向きでガーデニングには不向き。東向きのキッチンの窓、西向きの狭いベランダなど、強い日差しを求めてプランターを移動させながらの栽培。

途中で日照不足を補うために、微粉ハイポネックスを施しつつ、約1カ月。ようやく、本葉が安定し始めました。

そろそろ間引きがてら、味見しようかな。

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焼きメレンゲに挑戦

最近、お菓子作りに興味のある娘。
先日、料理に使った卵の卵白が余ったのを見て、メレンゲを作るという。

え、そんなん作り方知ってんの?
どこでメレンゲなんか知ったん?

私の頭の中は????だらけだったが、やる気マンマンの娘。
記憶にある作り方を簡単にサジェストして任せたけど、ちっさいホイッパー使うもんだからなかなか捗らない。

卵一個分の卵白なので、スティックブレンダーだと届かず(笑)、結局、カプチーノ用のミルクフォーマーである程度まで泡だてて、砂糖投入後は普通のホイッパーでガシガシと。

絞り出し袋なんてシャレたもの常備してないので、スプーンですくって焼きました。
大きさはマチマチだけど、カリッフワッでとても美味しくできました。

余り食材でスイーツ作るなんて、すごいじゃない。ね?

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ベジタブルエキスソープのラッピング

丸型のソープを上手にラッピングするのは苦手。
たくさんできたベジタブルエキスソープと宅配の段ボールに入っていたハトロン紙みたいな緩衝材で練習した。
ラベルつけるだけで、なんとなくそれっぽくなるから不思議。

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左からブルーベリー、ほうれん草、トマト。

 

fujimaru3.hatenablog.com

リキッドソープ製作

生活の木ハンドメイドギルド手作り石けん講座応用科、最後のレッスン。
苛性カリから作るリキッドソープです。

リキッドソープは固形とは違い、ディスカウントという概念がない。
余剰油脂は分離してしまうため、完全に鹸化させるよう鹸化率は100%以上に設定。
材料の計算方法も違うし、固形ではトレースを必要以上に早めるため敬遠されるエタノールを入れるなど、今までとは違う手順。

しかし、一気に鹸化させてすぐ使える上、オプションなどは後入れなので劣化もしにくいため、固形とは違う楽しみがありそう。

ソープベースは1年は持つようなので、楽しみながら使ってみたい。

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蜂蜜みたいなソープベース。