ふじまるぽーたる

音楽、自作好き筆者の愉快な日々の記録。

the CLASH SINGLES ’77-’85

 やってもうたバカ買いアゲイン。
 昨年に積み残した案件のひとつに「買い溜めた雑誌を読む」というのがあったんだけど、その中のひとつがレコードコレクターズ2007年2月号クラッシュ特集。えらい長い間漬けてたもんですが、娘を寝かしつけてから少しづつ読みました。
DSC03329 ファン歴が長いバンドの特集ものって知ってることが多いだけに、なかなか頭に入らないのが常なので、慎重に読みました。鳥井賀句氏、小野島大氏などの”パンク系”ライター陣によるは評価は当然としても、その他のライター達の「さすがレコードコレクターズ」と思わせる客観的評価、歴史的証言、ジョー・ストラマーのソロに対する評価などがあり、読み応えのあるものでした。
 その中でも、アタシのコレクター魂を刺激してしまったのが「the CLASH SINGLES '77-'85」について言及した記事。これは、昨年デビュー30周年を記念して発売されたクラッシュ・コレクター垂涎のアイテムなんだけど、元はといえばこのアイテム、'80年にリリースされたアナログ7インチボックスセット「SINGLES '77-'79」にクラッシュ最後のシングルまでを追加したもの。7インチ・アナログ版とCD版がある。
Dsc03319 実はちょっと自慢入ってるんだけど、この元の「SINGLES '77-'79」をアタシは持っていて、その後のシングルもコツコツ買い集めていたものだから「この新しいボックスセット、オレの持ってるのとそんなに変わんないんじゃん?」とかタカをくくっていたんだよね。でも、よく記事を読むとそれどころではなく。さすが天下のソニー、こっちも入魂のリリースだったのだ。(写真は「SINGLES '77-'79」と、その他シングル群)
 まず、アナログセット。デジタルリマスター音源を英国オリジナルシングルにできるだけ近づけるべくカッティングしなおしたらしく、日本に企画を譲らなかったというイギリス版に比べて圧倒的に音がいいらしい。それに、アタシが手持ちに追加してシングルコレクションをコンプリートするにはあと3枚程度足りないが、現在かなり高騰しているアイテムだし、昔みたいにレコード屋まわりする時間は皆無なので、不可能に近い。
欲しい。
でも。
 CD版にはアナログボックスにはない追加曲がたくさんある。リミックス音源、各国版に収められたさまざまなヴァージョン。クラッシュの後期はリミックスとか多発していたから追求するとキリがないんだけど、クラッシュの音楽的なフレキシビリティが好きなアタシとしては未聴トラックは見逃せないのだ。
 「どっちにしよ」
「いや、両方ほしい!」
「しかし、高い!」
今までのコレクションをコンプリートするためにアナログ版だけにするか、そんなコレクター魂よりも未聴トラックゲットを優先してCD版を買うか・・・バカバカしいほどマニアックなことかもしれないけど、ああ、悩ましい・・・
 結局、相方さまに稟議をあげました。
「15,750+12,600=28,350だけど欲しいねん。その代わり、クリスマスに欲しいって言ってた腕時計は要らんから・・・」
相方さまは、よくわかんないけどクラッシュのことだから、ふじまる的に重要なんだろーなー、って感じでOKをくれました。ありがとうございます。
DSC03332 翌日さっそくネットでオーダー(アナログ版は店頭販売なし)。2日後くらいにすぐ届きました。豪華なブックレットや日本版のオリジナルジャケなどオマケがすごい。でも、アートデザインが微妙に下品なとこが惜しい。いろいろ中身を物色しようと思ったけど娘が攻撃してきたので、結局いまだに愛でていません。おそらくゆっくり聴くのはもっと後になるでしょう。でも、いいんです。コレクターは持ってることが重要なんです!
・・・はぁ、メーカーの思惑にズッパマリのアタシなのでした。