ふじまるぽーたる

音楽、自作好き筆者の愉快な日々の記録。

吉井和哉「吉井城ホール2009」

去年の話ですが12/23、クリスマス直前の吉井城ホールに行ってまいりました。
この日は、こってり吉井。
ジョンレノン・スーパーライブで、あまりにハマったという「Yer Blues」と、続く「ウォーキングマン」は必然すぎる流れだけど、吉井の唸りも力の入ったもので。関西弁コーナーの「あぁ〜、ええよぉ〜、・・・こぉたるでぇ〜」とも呼応か。

初っ端からゴールデンベストだグレイテストヒッツだと思わせぶりに連発していたこの日。要は間逆(MCでも説明)の「ニッチ曲の正倉院展」ということだけど、メカラウロコの吉井版であるこの時期のライブについて、殊更に説明したくなる気分は、独りになって6年?、ライブ中まったく触れなかったけれども、モンキーの結成20周年という時間のせいか。
そんな蔵出し曲たちは、この日、アタシにとっては意外なほどにミック・ロンソンに響いた。吉井のバックグラウンドからすると、それは当然といえば当然だけど、メロウでノスタルジックな感じ、骨太なギターは、それら「時間」と過ごしたからこそ、芳しく醸し出されたものかも。
「美味しい」吉井でした。