ふじまるぽーたる

音楽、自作好き筆者の愉快な日々の記録。

勉強会「ネットと上手につきあう子育て」

IMG_5614学童保育所の保護者会で「勉強会役員」を担当している今年。
せっかくだから、自身も含め一番聞いておきたい「子供とネット」をテーマにした勉強会を企画しました。
講師にお招きしたのは「子どもとネットを考える会」の 山口あゆみさん。男の子が2人いる、私たちと同じ働くママさんです。

最近とくに、LINEいじめや乗っ取り、ゲームでの課金トラブルなどがニュースになっているだけに、保護者としても気になるテーマ。我が家もゲームやYouTubeに夢中でなかなか止められない娘がいて、上手にネットにつき合う方法はまさに今、自分が知りたいことのひとつでした。山口さんには、ご自身の経験なども含めて、わかりやすく楽しくお話いただきました。

「うちはネット端末持たせてないから」と思っていても、ゲーム機、テレビ、音楽プレイヤー、電子辞書、いろんなものがネットにつながり、カンタンに誘惑や圧力にさらされること。
「ネットでお金を使えるようにはなってないから」と思っていても、コンビニでプリペイドカードを買っちゃえばカンタンにネットショッピングできてしまうこと。
「友達とは上手くやっているから」と思っていても、一見閉じられているように見えるネットの世界では顔が見えないだけに歯止めがかからず、カンタンにいじめに発展してしまうこと。

IMG_5610でも、勉強や就職活動の情報収集などにもインターネットが使われている今の時代、危険だからと子供をネットから遠ざけているだけでは、コミュニケーション能力や社会性、自活力も乏しくなってしまう。

お話を聞いて思ったのは、

ネット端末に詳しくない保護者にとってこの現状は
「荒野に子供を放り出している」ような感覚。
荒野は危険だけど、生きる場所はこの荒野しかない。

「子供を守るにはまず、親がこの荒野をよく知り、環境を整備して子供では処しきれない危険は取り除くこと」
つまり、フィルタリングやゲームの年齢制限の把握、自身のSNSの使い方を顧みるいい機会になりました。

「誘惑や圧力にさらされた時に子供自身で危険を回避できるようになること」
つまり、トラブルの種に直面したときに正しい判断能力を発動できるように、安定した精神状態で倫理観のある子供に育てることが大切なんだと思い至りました。ネットにつながる道具が悪い訳ではないんだよね。

親すら、この荒野を上手に生きているとは言いがたいのが現実、勉強会で知った たくさんの課題にいきなり着手するのはかなりのハードルですが、大切な我が子のこと。面倒くさがらずにひとつずつ とりくんでいかなきゃと思った、勉強会でした。

お話いただいた山口先生、講演内容にOKいただき設備協力いただいた園の皆さん、運営を一緒にやった役員のみんな、そしてご参加くださったみんな。
お疲れさまでした。そして、ありがとうございました!