きれいな色のハーブに限って、手作り石けんに使うと変色して思ったようにいかない。
強アルカリの苛性ソーダはとても手強い。
いま企画中の手作り石鹸にドライハーブの色を活かしてトッピングしたいんだけど、型入れの段階だとしてもまだまだアルカリが強く、十中八九、変色してしまいそう。
要は鹸化中の強アルカリに触れなければ良いのよねということで、鹸化が終わったMPソープや純石鹸を溶かして生地に触れる部分をコーティングするのが楽そう、と思いつき実験。
数日たって、まぁまぁ変色もなさそうなんだけど、もともとアルカリを示す石けんのこと、鹸化終了とはいえ思いもよらず変色してしまいそう。
そんな中、参考にさせていただいているソーパーさんのブログで、ステアリン酸か何かでコーティングする、という知見を発見。しかし、ステアリン酸をどうしたらいいもんか、さっぱりわからなかったので断念。
要は、アルカリ性でないものでコーティングしてドライハーブを保護すればよいのだということで身近なものを夢想したところ、先日のレッスンで使ったミツロウに到達。
すると、なんてことでしょう。
蜜蝋コーティングフラワー、というドライフラワーのテクニックがあるそうです。
わずかな情報で確認してみると、結構、ドライのテクスチャを壊さずコーティングできそう。しかも、こわれにくくなる、ということなのでミツロウを採用することに。
作り方は簡単で、溶かしたミツロウにハーブを浸すだけ。
さっそくテストピースを作ってみました。
これぐらい色が残るなら上々。
むしろ色がクッキリしたような気も。
石けんづくりでは、コーティングしたものとしてないもの2通りでトッピングしてみて、その違いを観察してみるつもり。
さて、卒業制作だ。
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