ふじまるぽーたる

音楽、自作好き筆者の愉快な日々の記録。

トリプルコーヒーソープ

 以前作ったコーヒーグランズのキッチンソープ
思いのほか生地の色が薄くなり「まるでコンニャク」と指摘される始末。ホントは濃いブラウンを期待していたのに。

fujimaru3.hatenablog.com

 リベンジ、ということで今度はインフューズドオイル用のレギュラーコーヒーは未使用のものにした。さらに着色用にインスタントコーヒーを用意。前回同様、コーヒー殻はミルで細かくしてスクラブに。

 コーヒーを抽出したオイルを濾すのがすごく大変。コーヒーフィルター、油濾し紙、排水口ネット、ペーパータオル……いろいろ使ったがオイルそのものを求めればなかなか落ちず、スピードを求めれば粉が混じる。絞る手はヌルヌルになり爪に粉が詰まる。結局、まず粗いネットで粒の大きなコーヒー殻を除き、その後、ペーパーで漉すというダブル処方?で乗り切った……まぁ苦労させられた。

 とりあえずそこそこに濾しとったオイルを使って進め、取り分けた生地にインスタントコーヒーを混ぜてみたけれど、なかなか溶けず色が出ない。スクラブを入れても変化なく、何なら前回と同じコンニャクの予感。インスタントコーヒーは顆粒タイプだったが賞味期限が切れていたせいかもしれない。

 色がつかないので、オイルを濾した後のペーパーに残っていた、ねっとりしたコーヒーペーストを使って濃い目のブラウンになるまで着色した。

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ペーストでけっこう色づけしたつもりだったのに……

 やれやれということで型入れし、翌日見てみたら
「えー! またコンニャクやん!」
どうやらペーストで着けた色が薄くなった様子。カットしてみたら、溶けなかったインスタントコーヒーが粒状のまま溶けている。遅いんだよ、溶けるのが。

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前作とほとんど変わらぬ。

 すっかり腹が立ってしまい、リバッチすることにした。まだ柔らかいので水分なしで鍋に入れて湯煎。おお、溶ける溶ける、色が出る出る。濃厚ブラウニーのような姿。溶け残りもなくなったので改めて型入れし、翌日にはカットした。

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黒い。

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これは美味そう。

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カット。

  コーヒーソープ に最も期待する香り。
今回は、270gバッチの30%のレギュラーコーヒー 、インスタントコーヒーは……どれくらいだろう、3杯分くらい空けたかな。あと、コーヒーペーストもかなり入れた。型出し時は、はっきり言って臭う。いや、作っている時から臭う。例えると、酸化した揚げ物油の臭い。しかも海鮮系をあげたやつ。でも、10日もすると嫌な臭いはなくなってきた。これでもかとコーヒー成分を入れたので、コーヒー独特のいい香りとまではいかないが香ばしい香りも残っている。とりあえず「コーヒー石鹸」にはなっている。ただ、紙でラッピングして密閉容器に入れたものはまだ臭う。きっちり空気にさらすことが必要なようだ。

 使い心地。
収れん作用と香りとの相乗効果で非常にさっぱりした使用感。キッチンユースにぴったりだし、ボディソープとしても使えそうだ。コーヒースクラブでマッサージする人もいるようなので、試行錯誤する価値はあるかも。次回はちゃんとコールドプロセスで、もっとブラッシュアップしてみよう。