ふじまるぽーたる

音楽、自作好き筆者の愉快な日々の記録。

レコードプレイヤー復活

いや別に壊れていたわけじゃないけど。
最近我が家で盛り上がってる中古お宝探しで、どうしても買ってしまうレコードたちを鳴らすため、とりあえず買っておいたプレイヤーをサウンドバーに繋いだ。
AUX入力があったので簡単だった。

今日のお目当てはまずコレ。
it's A Beautiful Day "Marrying Maiden"

かなり雨降りみたいなノイズがあったけど、店主にあらかじめ聞いてたので無問題。
これはこれで。

その他、子どもに聞いてほしいものをかけてみた。

  • TOPPER HEADON "WAKING UP"
  • J.Geils Band "The Morning After"
  • Jackie Mitto "Macka Fat"

自分が盛り上がっただけだったが、これはこれで。

しまいこんでいるCDも発掘しないと作品コンプしたかどうかわかんないなぁ。
困った。

【古書捕獲記録】不思議に妖しいビジュアル本2冊

ほるぷ出版
「オーピー・コレクション 復刻 ハンプティ・ダンプティ
 アリキス 1992年刊行 ケース付き

一瞬、一筆箋かと思い手に取る。ジャバラタイプのパノラマ仕掛けが面白い、美しいイラスト絵本。伝承童話の研究者であるイギリスのオーピー夫妻のコレクションを復刻したものらしい。ヨーロッパの昔の挿し絵独特のちょっとした怖さが引力。
100円と、びっくりするほど安かったけど、落丁してんのか、仕様が違う同種のものもある様子。


弥生美術館 図録
「大衆のこころに生きたさし絵画家たち」

三白眼がたまらない、高畠華宵の表紙絵に惹かれて。先日観た展覧会「女性画家たちの大阪」の記憶が新しいせいか、浮世絵の美人画からの日本画からの、これらさし絵への系譜が見えるようで手に入れずにはいられなかった。妖しい少年や青年がいっぱい。

 

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小町書店(大阪市)にて。

zo-3の電池ケース修理

最近子どもがギターにハマっている。

ギターある? と尋ねられて引っ張り出してきたzo-3ですが、触らなくなってずいぶん経つ。
スイッチを入れても鳴らないけれどまぁ練習には十分でしょうと渡したものの、やはり鳴らしたいということでバッテリーをチェックしてみたら、案の定、接点が酷く腐食。
気休めにカリカリとサビを削って新しい電池を入れてみたけど、どうにも。

こりゃ本格的に修理かなと思いつつ、あれこれ私がやっちゃうのもなと、子どもにバッテリーケースを外させて中を見たらそもそもリード線がスナップの接点付近で切れていた。ここまでわかったら、修理の目処も立つというもの。
同様のトラブルに対処しているWEBをザッと探し、子どもにチェックしてもらって交換すべきスナップを探してもらった。

電材屋に行く時間はないので、通販で入手。
ギター側の接点には工具が届かないのでリード線をスナップ付近でつなぐことにしたが、これがなかなか。
バッテリーケースが収まっていた空洞がとても狭いのだ。

スタジオにある電工ペンチを取りに行くのも面倒なので、ハサミとカッターとニッパーあたりでセコセコ裸にした銅線をグリグリとより合わせるも、リード線自体が短いもんだから上手く繋げない。
この頃には子どもは既にグロッキー。

ハンダづけすればいいんだけど、ハンダを買いに行くのも面倒で絶縁テープでつなぐもんだから、せっかく繋がっても狭いスペースにケースを押し込む段階でとスルリと外れる。
ってのを繰り返し。

子どもはここでとうとうリタイヤ。

無理やりケースを収めようとして外してしまった責任を取り、最後は私がスナップをひとつダメにしつつもリード線に余裕を持たせてつなぎ、負荷をかけないようにケースをそっとギター内に収めて終了。
スイッチを入れたら鳴ったので、これでとりあえずOKなのである。

 

 

入手したスナップはコレ。

もともとのスナップは柔らかくて薄い黒の樹脂シートで繋いであるんだけど、新しいのは固くて厚みのあるプラスチック。
電池ケースに入れたらギリギリのギリギリで、ちょっとやばかった。
こんど電池交換するときは苦労するかもしれない。
その時は、ちゃんとハンダづけしてしっかり繋いでやろう。
いや、その頃は子どもも自分でハンダづけくらいできるようになってるかな。

 

【古書捕獲記録】物体としての本

最近、我が家では古書店巡りがブームだ。

古書店のご主人が言っていたこと。
店にあるたくさんのデザイン関連の大判洋書は、とあるデザイン会社の社長がトラックで持って来たもの。
「最近の若いデザイナーは、デザインの参考って言ってもインターネットを使うもんだから、こういう本はもう役に立たないんだよ」
と嘆きつつ、置いていったそうな。

その店で見つけた古書『はてしない物語』。
ネバーエンディングストーリー
1982年の第5版。
かねてから“古書で”探していたものだ。

2匹の蛇が楕円形に繋がった、あかがね色の布表紙。
きれいな大きい飾り文字。

2色刷りのフォント。
そして古書。

リアルなバスチアン体験のはじまりだ。

この物語を読むならハードカバーで! 
というお薦めどおり、ファンタジー本の醍醐味を満喫できる仕掛けにため息。
(ちなみに、ちゃんと新刊もあります)

件の社長が置いていった本もいくつか買って帰った。
中身は英語だったりドイツ語だったりするし、情報として古いものももちろんあるけど、
装丁がすてき、インクの色味がすてき、紙質がすてき。

誰が買って、どう使って、どう手放したか。
時を経て、古書として流れ流れるほど、文字や絵以外にいろんなものを携えることができる本って面白い。
さて私は、これらの本を次に誰に手渡すのだろうか。

 

 

花手水。

花で満たされた手水鉢。
年末年始、慌ただしく心をなくしていたけど
心遣いに、張り詰めた気持ちがほころびました。
ちょっとしたことだけど、すてきだ。
近所の神社@えべっさんにて。