ふじまるぽーたる

音楽、自作好き筆者の愉快な日々の記録。

姫路でノンビリ休暇

DSC05406 9月の連休は、姫路で都合、四日間の旅行をしてきました。成り行きですが、GWに続き「海」の旅でした。
遠くに行くほど準備期間もとれないしパワーもない、というのでいろいろプランを練った挙げ句、
 21日:姫路セントラルパーク姫路市内泊)
 22日:姫路城散歩〜家島へ(家島泊)
 23日:家島観光(家島泊)
 24日:帰阪
といったスケジュール。
 本命は、家島の宿、志みず
偶然みつけて、ここなら喧噪から逃れられてノンビリできそうだと。そこそこの宿賃なので2泊はしないと、ってとこを核に、娘の楽しみもプラス、ということでサファリ@セントラルパークを、相方さまが見てみたいという姫路城もプラスした、結果的には欲張り旅程となった。本当は連休あたまから動きたかったんだけど、宿の都合で後半日程。24日も有給をとったが、おかげもあってゆったり、いい旅ができました。
 21日、セントラルパークでは、アタシも初のサファリ見学。娘はちょっと眠たくてはじめはボンヤリだったけど、自分で撮影したがるノリノリぶり。ウォーキングサファリを経て観覧車に乗った時点で昼寝に突入してしまったけど、後日、保育園で延々、報告していたらしいので、それなりに楽しんでくれたみたいだ。
 翌22日はちょっぴり曇り空。ピリピリ小雨を感じながら宿から姫路城まで散歩。娘にはちょっと大変なので場内見物はパスし、家島へ向かおうと思ったら、娘が動物園を発見!「昨日タップリ見たじゃんか」と思いつつもつき合ったら、園内のゲームセンターに入り浸っちゃって大変。もう少しで、姫路港行きの予定のバスを逃すところだったぜ(汗)
 とまぁ、ここまで動物園を除いてはほぼ、シミュレーションどおり。てか、家島行きの交通手段は不便なものばかりなので、予定がくずれるとヤバいのだ。しかし、緻密アテンドもここまで。アタシの旅程メモも、家島についてからはタイムスケジュールなし。
 さてノンビリしようか!と臨んだ家島は、想像どおりのノンビリぶり。宿泊した、宮という町は繁華街といっても、シャッター商店街かと見まごうようなまばらぶり。今ではほとんど見なくなった、よろずやさんが住民の重要な生活資源入手先のようだ。実際コンビニなどはなく、泊まった旅館に洗濯設備がなかったのでコインランドリーを探したけど、あるわけもなく。結局、「1回着たくらいならそんなに汚れてないやろ」と水洗いですませましたが。
DSC05113 今回の旅の最大の楽しみは、宿。
なんせ漁港、魚が抜群にうまそうなのだ。おまけに酒も揃っていて。2泊していただいた食事は、そんな期待を裏切らない、すばらしくエンタテイメントなものでした。
まず、初日の、あなごシャブ。先に一口食べた相方が「これは穴子じゃない!」と感嘆するほど。その噛みごたえはプリップリ。臭みが全然ないので湯にサラサラと遊ばせるだけでオーケー。あっという間に食べてしまいました。娘はイマイチだったみたいだけど、こんな美味いもん、2歳児にそうそう食わしてたまるか。30年くらい早いわ。
そして2日目のタコしゃぶ。こちらも、大変珍しいという内卵(産卵前、体内にある卵)をいただいた。生でもイケる卵をさっと湯に通してポン酢で。うっま〜!酒が進む進む。そして、その酒も播州のものでおもてなし。
上手に地元の味覚をアピールしながらサービスする宿主のおかげで、そんなにたくさん呑みませんでしたがいい気分になりました。他にも、穫れたてなので薄味でもワタまでいただける魚料理をたくさん。いちいち感心しながらいただいて、満喫いたしました。
DSC05408 初日は連休最後のピークということもあり忙しかった宿ですが、2泊目はうってかわってゆったりとした感じ。
隣町まで足を伸ばした私たちを送迎してくれたり美味しい店を案内してくれたりの宿主。猫(漁港だけあってすごくたくさんいる)を追いかける娘がきっかけで延々、猫話に興じる魚売りのおばさん。アタシたちが来るまで昼寝していたらしい喫茶店のママ。料理を運ぶたびに娘に話しかけてくれるお姉さん。意外に娘が小さかったからと2日目の夕食を手作りハンバーグとオムライスに変えてくれたお母さん。
ゆっくりとした、普段とは違う時間の流れの中でふれあう人たちには、タイムスリップしたようなどこか懐かしい感じ、子供の頃に帰ったような、そんな気持ちにさせられたのでした。