10月27日未明、父が亡くなりました。
親しい方にもお話していませんでしたので、これを読まれた方は驚かれると思いますが、実は５年ほど前からガンを患い、転移後も含め２度の手術を経てのことでした。
内臓のガンでしたので末期は広く転移し、痛みもかなりあったようで、どんどん痩せて寡黙になる様子は見ていられませんでしたが、家族の懸命な看護のもと、一生懸命戦っていました。最後は痛みも和らぎ、一度自宅で自分らしい暮らしを取り戻した上で、容態が急変して再入院。私が駆けつけた深夜に息を引き取りました。
容態が急変した後も自分らしく軽口をたたき、集まった家族を気遣いながら旅立っていった父。その強さに、改めて父の大きさ、優しさを感じました。
パパっ子で、父に特にかわいがられたアタシは、ここ半年ほど会えず十分な話や看病が出来なかったのはとても辛く、思いは尽きないのですが、後悔はしないことにしました。今は逆に、自由になった父がすぐそばに居て、いろんなことを話したり見てもらったりできているような気がします。
強く優しかった父。
物理的には不在になりましたが、父の遺伝子を受け継いだ私たちが、続く子供たちにその強さ、優しさを伝え、これからも共に生きていきたいと思います。
おとうさん、お疲れさま。今までありがとう。
ずっとずっと、大好きだよ。
