ふじまるぽーたる

音楽、自作好き筆者の愉快な日々の記録。

突然トラベル、いろいろトラブル

写真3 激烈な好天となったこの3連休。すっかり外出体質になった我が家は、相方さまのリクエストで琵琶湖へ。っても直前までどうするか迷っていたので、行き先も日程も宿も未定。しかし、まあまあ近所っぽいので「何とかなるか」と家を出ました。
トラブルその1
 重い一眼レフを抱えて出てきたのに充電池入れ忘れ。行きの車内でいきなりブルーになった。
 とりあえず大津について、現地の観光案内所で情報収集。娘には「琵琶湖で泳ごうな!」なんて言った手前、水着持参で張り切って来たものの、どうやら本格的な湖水浴場は琵琶湖の湖西、そこそこ北上しないとないみたい。
仕方ないのでとりあえず昼メシでも食べつつ紙資料を見て決めるか、ということでレストランへ。
トラブルその2
 琵琶湖が見えるレストランでテンション上がった娘、水の入ったグラスを
ひっくり返し、あわやiPhoneが水浸しになる寸前!
 案内書のおねぇさんによると大津プリンスホテルの裏、紙資料によるとサンシャインビーチなる場所がなんとなく水遊びできそうってことで、まずタクシーでサンシャインビーチへ。
トラブルその3
 ビーチっつうから浜かいなと思ったが、どうも砂浜らしきところにたどり着けず。周りは釣り客ばかりで足元も岩場。仕方ないので、靴脱いで足浸けて終了。ほんなら大津プリンスに行ったれ、と向かったものの、こちらはさらに水遊び困難。いったいどこに水遊びスポットが!
 思い通りに水遊びできず、しかし北上するにもデカすぎる琵琶湖。時間はすでに3時過ぎ。この状態であてもなく移動するのもリスキーだっつうことで、大津で一泊することにした。
トラブルその4
 ホテルが取れない!
ま、これは即日出発だっただけに想定内といえば想定内だったんだけど。せっかく足回りのいい大津にいるのでココで宿とりたいと思って、相方さまに楽天トラベルで調べてもらったんだけど、ちょっと下った石山エリアに1件のみ。直電したら大津でも可能性あるかも、と思ってやってみたけどファミリーが泊まれる部屋は空いておらず、結局、石山で泊まることに。
 石山エリアってどんなん?と思って紙資料みたら、紫式部ゆかりの有名寺で温泉街でもあるっていうんで、「お、ちょっと離れてるけどエエところやん?」ってことに。娘にも「湖はちょっとムリっぽかったけど、温泉に入れるで!」っつって鼓舞し、チェックインには少し時間が早かったけど宿に向かうことにした。
トラブルその5
 暑い!
京阪に乗るための最寄駅・錦までの徒歩がとてつもなく暑い!しかも、3歳児連れなので大人なら10分掛からないだろう距離も、「抱っこしてぇ〜」攻撃により、ヒィヒィ言うはめに。タクれば良かった・・・
 最寄駅の錦から石山寺には、京阪電車で7駅ほど。古い住宅街や路面を走る風情はまるで阪堺電車。のんびりした雰囲気が旅情を盛り上げます。駅名を歌にしてはしゃぐ娘を見て大笑いしながら終点・石山寺に到着。
旅館・月乃家は駅からそんなに遠くないので徒歩で向かいました。
トラブルその6
 いや実はちょっと不安はあった。当日いきなりネット予約で駆けつけチェックインだもん。で、フロントが言うには
「えっ?!もう締めてあったはずなんですけど・・・」。
つまりは泊まれないということ。運動部の大会があるやらで学生でいっぱいなんだそうで。私たちがわざわざ大阪から、電車を乗り継いで来たことを知ると、なんとか部屋を用意しようと努力してくださって「部屋はあるけど、食事なし、温泉ムリ」状態まで都合つけてくれたんだけども。でもさ、温泉があるからまあ許すか、とここまで来たのに、フロ無理だと意味ないやん・・・
 もう大阪かえるか、てとこまで悩んでたら、フロントの方が「近くの二葉屋さんってとこが空いてるそうなんですけど」。
わざわざ空いてるとこを探してくれたらしい。値段もちょっと高いけど、なにより温泉に入れるっていうんで、そこに世話になることにした。
 いやまぁしかし、便利な世の中ではありますが、やっぱいきなり当日予約だと、ビジネスホテルならまだしも、観光系の宿には迷惑かけてしまいますな。
二葉屋さんにいったら、あきらかにバタバタしていて、とにかく予約なしだったんで夕食は鍋しか用意できないってことだった。そらそうやわな。
しかし、怪我の功名とでもいいますか、この宿がいい宿で。明らかに前の宿よりは快適&清潔。温泉は沸かし湯だったけど、仲居さんがいろいろやってくれるし、部屋メシだし、瀬田川沿いの景色は美しかったし。トラブル多発な旅の中、やっと一息つけたのでした。
 娘が楽しみにしていた温泉は、彼女にはちょっと熱すぎたようであまり浸かれなかったようですが、夜と朝と2回も入ってエンジョイしたようでよかった。夕食はすき焼きで、3人ともおなかいっぱい。娘も生卵を割るというスリリングな遊びを思う存分、満喫してました。
 翌朝も、豪華な和朝食をいただき、やっとのことで湖水浴場へ。iPhoneでちょこっとばかし調べて40分ほど先の蓬莱駅へ。
駅に着いたらば、シーズンの湖水浴場があるとは思えない閑散さ。せめて泳ぐ気マンマンの人がいればついて行くんだけど田畑に阻まれ、駅から3分だというのにさっぱりわからず。
トラブルその7
 仕方ないので駅員のおっちゃん、畑仕事しているおばちゃんに聞いて北上したのがまちがいだった。歩けど歩けど浜らしきものはなく、どないしよかと思い始めた頃、別荘の住人らしき人たちが岩場で水遊びしてるのを発見。ここで手を打とうと「ここで水遊びしてもいいんですか?」と聞くと、どうも許可された場所ではないらしいけども、自己責任で遊んでる風情。もうこれ以上探す気力がなかった我々、結局そこにお邪魔し、水草が浮かぶ岩場でしばしチャプチャプしたのでした。・・・どうやら我々、反対側に歩いていたみたいね・・・
 岩場対応で濡らしたグチョグチョのスリッポンを履いて駅に戻った頃にはすっかり空腹。しかし、蓬莱の駅にはたいして食事できるとこもなく。クセ者の駅員に聞いても、近隣の駅にもたいしたとこがないらしいので、結局、京都駅まで戻って食事をし、ビール飲んで、娘のために手塚治記念館に寄って、やれやれの琵琶湖旅から帰ったのでした。
 いやぁ〜、疲れた。
でもまぁ、iPhoneあったら何とかなるもんだね。宿探しから近所の遊び場探し、もちろん経路リサーチなど。
まぁ、何より、トラブル続きで思うように行かなかった中、娘も頑張りました!暑かったのにね。
「いったいどこに連れて行かれるんやろ」と思ったことでしょうが、予定通りいかずに困るのは親だけなわけで、彼女は、野イチゴ見つけて摘んだり、田んぼ道でヘビやミミズを見つけたり、川で鮎釣りしてるおっちゃんたちに会ったり。水着で泳げたし、温泉に入れたし、それなりに楽しかったことでしょうな。
便利旅行に慣れた親にとっては、サバイバル能力が試される(笑)2日間ではありました。