日曜大工クラブで絵付けを体験してきました。
先生は、松本彫刻工房、松本揚子さん。
一刀彫の工房で作品への絵付けなどを担当されていらっしゃるとか。とってもキュートな女性で、顔料などの保管もかわいいボトルやジャム瓶などをお使いの様子。絵付けの世界が一気に身近になる感じ?
体験前に、画材や膠の簡単な解説をしていただきました。
テキストにまとめていただいていて、丁寧なお仕事ぶりです。
あらかじめ用意された下絵をカーボン紙でなぞって着色していきますが、私はちょっぴり自分流に、ねじやハケなどもプラスしたりして。
そしていよいよ着色!
顔料を膠と水で溶いたものを面相筆に取り、置いていきます。
きれいな発色のためには、薄い色を塗る場所に胡粉の白を下塗りするのが良いとのこと。アクリル絵の具のジェッソのようなものなのでしょうか。
うさぎのような、仕上がりを白にするものは、胡粉を何度も塗り重ねるのがコツなんだそうです。
胡粉って、貝殻を粉末にした顔料なんですってね。
腕前はともかく、乳鉢で砕いた白い胡粉…乾くとマットでキレイな白色で うっとり…
顔料は高価なものが多いので、クラブメンバーでシェアしながらワイワイ、ときにはじっとシリアスになりながら、絵付けを進めていきました。
うまくいけばフレームに入れて親にプレゼントしようかなーなんて思っていましたが、まだまだ。
私の腕では、ほんっとにお試しで終わった感じ。でも、とっても楽しかった。
塗装の世界は奥深いですね。修行修行。