ずいぶん前に依頼されてた竹の花台修理を終えました。
うっかり上に座ってしまって壊れたとのことで、歪みを直すのが大変でした。あっち引っ張りこっち引っ張り、何とか形に。
初めは崩壊した天板を取り替えれば済むかと思っていたのですが、よくよく見るとアチコチ割れたりつぶれたり欠損したり…引き受けたもののけっこう難易度の高い修理だということが判明…
結局、崩壊した天板の修復は諦め、裏に和紙を貼ったヒノキの薄板で代替。ヨゴシいれてナンチャッテ竹にf^_^;)
裂けて外れた桁は爪楊枝でダボ継ぎ、そのままでは裂け目が目立つので羊羹包んでた竹の皮で隠してニス塗りしました。
竹はただでさえ硬く繊維が頑固。
構造を確認したり接合や固定の方法の観察はとても勉強になりました。