ふじまるぽーたる

音楽、自作好き筆者の愉快な日々の記録。

摂田屋さんぽ

義実家へ正月帰省のついでに、前から気になっていた「醸造の町・摂田屋」を散歩しました。
いつも見かける「摂田屋 散策案内図」、今回はじめて、じっくり観察。
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摂田屋のこのエリアは、酒、味噌、醤油など多数の蔵が500m四方の中に密集していて、見た目にも味わい深い建物や蔵が多く、いつも心誘われていて、いつかゆっくり見たいと思っていました。
今年の正月は雨がちで、どこかへ出かけるのもおっくうなもので、近所に買い物に行く道すがら、ようやくこのエリアを探検することになったんです。
雨がそぼ降る中、親子3人で傘さしてウォーキング。
まずはじめは、案内図の真ん前に建つ、お醤油「越のむらさき」社屋
越のむらさき、と見えるのは、石炭時代の象徴、煉瓦の煙突だそうです。
隣には商売繁盛、五穀豊穣、安産の神、竹駒神社が見えます。
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路地を進むと…
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吉乃川酒造の「吉乃川酒蔵資料館 瓢亭」が見えます。
素敵なたたずまい。
試飲もできるって? 今度は必ず!
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そのまま街道を抜けて国道へ。
手作り味噌のお店「味噌星六」。相方の好物である「醤油の実」は、ここのでないとダメなんだそう。国産無添加にこだわった味噌で有名で、店内にはその他にも無添加雑貨なども揃えてあり、高感度なお店でした。
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味噌星六を過ぎ、今回のメインイベント「機那サフラン酒製造本舗土蔵」へ。
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ここは、日本一と謳われる鏝絵の蔵で、ぜひ見てみたいと思っていたところです。
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家伝のサフラン酒で一旗あげた創業者が贅の限りを尽くして広告塔として作った蔵だそうです。
軒や窓周りに、十二支や霊獣が真っ白な漆喰を背景に色鮮やかに施されていて、とても美しい! 
これを漆喰と鏝で形作るなんて凄腕だ!

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奥の邸宅や庭は残念ながら修復が進んでおらず廃れた風情ですが、保存の会が活動中とのこと。
いつか部屋の中なども見てみたいです。
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土蔵を過ぎると、枯れ蔦がからまった倉庫。
吉乃川酒造の常倉で、これまた登録有形文化財。夏には蔦がいちめんグリーンになるみたい。
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そのまま進むと、大正元年創業のパン屋「旭屋」。
煮卵ドーナツがテレビで紹介されて、一挙に有名になったらしい。私はまだ食べたことがない。
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この辺りの街並みは奇跡的に戦火を免れたおかげで他にも古い建物がたくさんあり、とても魅力的。
今度訪れるときは、もっと下調べしてから行けば、さらに楽しめそうです。