ふじまるぽーたる

音楽、自作好き筆者の愉快な日々の記録。

第二回 年間自作堂

IMG_1217 先月始まった年間自作堂という勉強会なのですが、第二回に参加してきました。さすがに、ひと月経つと忘れてそうで不安。どうなることやら…
 

今回はいきなり設計図!

 といっても見本があるんですけど、大工さんは「板図」といって板に書くそうで、今回は簡単な構造図を練習ということで作成。道具は、板、鉛筆、消しゴム、サシガネ。これを書くことで、作るものをイメージして段取りを整理、構造と部材の関係を把握します。
基本ルールとして、建物の水平方向の断面である平面図は、柱や壁の厚みの「中心線を描く」。真横から見た垂直方向の断面となる立面図は、柱や壁は中心線だけど、「桁や梁などの横架材は天端を描く」。このルールをもとに、見本をにらみながら鉛筆でカリカリ、間違っては消し消し。ただ見本を写すのではなく、構造を確認しながらなので、とっても時間がかかる。ようやく書けた頃には消しカスだらけ、これだけで燃え尽きた感がありました。(苦笑
 

「尺杖」「間竿」づくり

IMG_1216 その後は細い角材で、作品に合わせた専用の物差し「尺杖」というものを作成。細い角材に建物の基準となる寸法をメジャーで測って書き入れます。今度は鉛筆じゃありません。墨!あこがれの(笑)墨ツボと墨差し、初めて使いました!ちなみに、天地方向の物差しが「尺杖」、横方向が「間竿」。一本の角材の異なる面を使い分けて描くことでタテヨコ兼用とします。
これがあれば、メジャーを使わなくても簡単に測れて誤差が無くなるそうです。そういや測り間違いや、短いメジャーで何度もつなげて測ると狂うことってよくありますよね。また、大人数で作業するときもこの物差しを使い回せば、人によって寸法が変わるってことが無い。これは自分的に、日常DIYでもぜひ取り入れたい考え方。寸法は、私の弱点でもあるのだ(笑

観察眼が問われる「木拾い」

最後は、どの木材を作品のどこに使うか、を見極める「木拾い」。木のゆがみや節などをチェックして、ひとつひとつ尺杖を当てながら設計図のどこに使うか決めていきました。色の悪い面は隠れるところに、固い節は切断面を避ける、など、ちょっとした配慮で失敗が少なく、きれいな作品になるんですねー
 

ついていくのがやっとでしたが、
板図づくりでは、サシガネの使い方や線の引き方、
尺杖づくりでは、墨ツボの使い方や誤差のない測り方、
木拾いでは木の選び方、
それぞれの基本的な部分を学ぶことができました。

年末に向けて、作ってしまいたい収納アイテムや手作りクリスマスツリーの計画があるので、学んだことを活かして、ちょっとは上手く作りたいものです(:^o^)