ふじまるぽーたる

音楽、自作好き筆者の愉快な日々の記録。

縦横フリーBOX

IMG_0170 ちょっぴり久々、DIY de お仕事。重ねたり、横にピタッとくっつけることが前提のフリーBOXです。
そもそもは、「超低頭ねじ」という、ねじ頭が平らで突き出ていないねじの便利な使い道、という課題がありまして。
 本来、ねじ頭を出っ張らないようにするには、座ぐり/皿取り加工する必要があるけれど、このねじは、そもそもねじ頭が出っ張っていないのでその必要がない。ということは、「労せずして、ねじ締め後がフラットになる」ということ。木製品なら皿取りは比較的容易だし皿木ねじを使えば固い木でなければエイヤッて頭を沈めることも可能。でも、皿取りできない薄い板やらテンションかけると割れそうな木の場合は困るし、相手が金属の場合、素人では皿取りなど不可能なのでなおさらこういうのが便利。特に、精密機械など小さな製品の場合はこのような低頭ねじは重宝されているようです。
 で今回は、初心者向けでメリットを感じてもらうため、「木のDIY」で「小型作品」、「皿取り加工するテク(道具)がない」「接合面がフラットが好ましい」という条件下でフリーBOXに着地。
案の定、ねじ位置が木っ端に近いので下穴を開けてもちょっとテンションをかけると割れそうに。木材は集成材なのでマシだったのですが、なんせ小型なので。縦10cm×横20cm×奥行10cm。ラッパや皿木ねじでグイグイやれば割れてたでしょうね。
 コツは、箱が接する面の、ねじ位置を微妙にずらすこと。低頭ねじと言っても1mm前後の高さはあるし、ねじ頭同士が接すると滑るので。また、BOX同士を重ねたり並べたりする際、厚みのある両面テープやベルクロで留めるのがいいです。ボルトとナットでがっちり接続すれば問題なしです。あと、箱組み立てには木工用ボンドで仮固定しながらが便利です。
FreeBox 今は仕事場の事務用品入れに活躍中。小引き出しが意外にお役立ち。ホームセンターマガジン「パコマ」5月号に掲載されました。