ふじまるぽーたる

音楽、自作好き筆者の愉快な日々の記録。

単発自作堂〜ウッドデッキづくり

IMG_2058 昨年から通っている年間自作堂の単発企画「単発自作堂」に参加してきました。
今回のテーマはウッドデッキづくり。主催の山本博工務店さんが実際に手がけていらっしゃる新築のお宅がウッドデッキを計画されており、私たちがその機会を提供していただいて勉強する、というものです。
いつもの年間自作堂は基本、手工具・手刻みの伝統構法なんですが、ウッドデッキはバンバン電動工具とかネジとか使えるので、なんだか久々にウズウズとしつつ、娘を相方さまに預けて行って参りました。

 前日まで降っていた雨はすっかりあがり、晴天。DIY日和です。集まったのは10人程度でしょうか。一日で済ませなくてはならないので、基礎はすでにコンクリ打ちまで終了、木材は防腐塗料ペイント済みという状態からスタート。午前中は設計の概要、基礎の作り方や水平の取り方、墨つけ位置の解説など。お昼はさんで、構造材の据え付け〜床板張りという構成でした。

 今習ってる年間自作堂では基礎の部分には触れていないので、基礎の構造や水平の取り方はとても参考になりました。生徒なのに何故かバタバタお手伝いしちゃって、水平位置に張る水糸を踏み切ったのはアタシです…笑

 実習とは言いつつ、現実の施主さまが居るれっきとした新築なので、われわれ生徒は戦々恐々。日頃じゃんじゃんやってるノコ作業やらにも及び腰。作業も後半になってから、ノコ作業やら床板張りに積極的に参加(笑)。特に、インパクトドライバーを使ったネジ留め作業は施主さまファミリーも参加し、一番の盛り上がりでした。でも、9cmもの長さのコーススレッドインパクトドライバーで留めるのは、やはり最初は難しいみたいですね。ネジ〜ドライバーを垂直に保つのは難しいですもん。
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 以下、ポイント。

  • とにかく、水平〜墨付けは重要。慎重に測り、確認すること。
  • ウッドデッキは基本、屋外に設置するので雨だまりができないよう、土台自体に2cmほどの傾斜を付けたこと。また、床板自体も1cm程度、傾斜を見込んだ。
  • 束と土台の間には5mm程度のゴムをはさみ、雨で腐食しないように配慮すること。
  • 切断した木材の木口にも防腐塗料を塗ること。

 朝10時から夕方5時くらいまでの予定でしたが、意外に手際よく進み、少し早く完成。ランチタイムには施主さんファミリーと一緒にシートに座っておしゃべりしたり、写真とったり、楽しい一日でした。
痛切に感じたのは、作業前の「もう一度確認」。木材の寸が足りなかったり、現場で実際に構造材を組むときに墨位置とズレがあったり、ネジ位置が節に当たってしまったり。ちゃんと計画して準備していても何かが起こります。そして、その場でどうにか解決できてしまうのがプロ。経験と知恵なんだと実感しました。あー、踏む場数が欲しいわー。