ふじまるぽーたる

音楽、自作好き筆者の愉快な日々の記録。

ザ・里帰り〜お宮参り編

fujimaru32007-05-16 女の子の場合、生後32日目に行うというお宮参り。娘は冬生まれのため、早々の外出は無理だろうということから、まだお宮参りをしていませんでした。で今回、相方さまの実家に帰省中の5月4日にやっとお参りすることになりました。
 今回の休暇のメインイベントであるこのお宮参り、アタシの両親も同席。着物好きのオカンは随分前から楽しみで楽しみで、まだ日程も場所も決まってないうちからサッサと娘の着物を作っては
 「いつお宮参りするのん?」「どこでするのん?」。
さらに、アタシの着物を持ってきて
 「コレお宮参りの時に来たらええからね」
っつってこれまた催促。まぁね、着物作るだけではやっぱり楽しくないからね。着て見せる機会がないとね。
 で結局、娘が遠出できそうなこの時期に、相方さまの実家への里帰りも兼ねてお宮参りすることになったのです。相方さま方面は遠くて、親戚だけでなく、ひいおばあちゃんにさえナマ美歌を披露していなかっただけに、かなりの「お待たせ」感。
 当日の朝は、すごくいい天気。前日に新潟入りしていたアタシの両親が事前に相方さまの家にやって来ました。初訪問。オトンは、新しく揃えたと思しきステキスーツ。オカンは藤色のワンピース。何かバアチャン色?
1時間ほどお茶をいただきながら歓談し、一張羅を着た我ら親子(アタシは結局、母乳育児中ということもありスーツにしました)、相方さまご両親と共にジャンボタクシーに乗って、神社へGO!
 現地の神社は、かなり立派な神社。昔から神社やお寺って公園や保育園が併設されてるようだけど、ここも子供の遊び場があったり、慰霊碑があったりで地域密着だ。社務所に来た旨伝えると部屋に案内され、準備にかかったんだけど、これが大変で大変で。まず意外だったのが、赤子を抱いたのはアタシだったこと。一般的には旦那さんのお母さんが抱くもの、と思っていたんだけど、あっさりと
 「お母さん(アタシ)が抱いてください」
 「えー!アタシー?!」
儀式の時はそーなんだろうか?アタフタ、アタフタ(笑)
さらに、娘の着物を作ったのはいいんだけど、着せ方がわかんなくて。着物の羽織り方はどうだ、巾着袋はどうやって持たせるのか、扇子はどう使う・・・神社の方が見かねて
 「真似事でいいですから、真似事で」
とおっしゃったので、結局適当に着けて拝殿へ・・・っつーかアドバイスしてくれよっ!(笑)
 拝殿に入ると、こっちの方は自分の畑だといわんばかりに神職の方から指示がビシバシと来る。そこへ座れ、頭を下げろ、前へ来い・・・アタシは娘を抱きながら、いいなりだ。
 「*#*&$☆※?*+#!&・・・・」
何言ってるかわかんない祝詞の間、娘が愚図らないだろうか、板の間は足が痛いなぁ、など、神妙な気持ちというより要らぬ心配ばかりが胸の内をよぎる。我々夫婦と娘が前に進まされ、シャカシャカと何やらやってもらって儀式は終了。最後にお札やら何やらが入った袋をいただいて拝殿を出てやっと、生後163日目にしてお宮参りが終わったのでした。娘は見たこともない景色が新鮮だったのか、まったく暴れず。大人しい大人しい。
 その後、拝殿前で並んでそれぞれのカメラで記念撮影の後、写真スタジオへ。悠然と歩く猫が印象的な写真館だ。ここでは、親族全員、親子3人、娘一人の3パターンの記念撮影。ものすごーく手際のいいお姉さんに今度はきちんと着物を着付けてもらった(笑)娘、
「はぁ〜〜い、ミカちゃーん、こっちこっちぃ〜〜♪」「おお〜〜、いいねぇ〜、かわいいねぇ〜」
と囃し立てられて素直に笑い、無事撮影終了。すでに首が座っていたので、特に苦労もなかった様子。相方さまも
 「ホントにいい子だったねぇ、父ちゃんビックリだよ。」
などといたく感心。<親バカ ははは、母の教育が良いからじゃよ!(鼻息)
 写真館を出ると、ジャンボタクシーかと見まごうバンが待機していて、何やら相方さまのお父さんと親しげに話している。何かと思えば、これから行く料亭の送迎車。わざわざ会食の席を用意してくださっていたのだ。神社を出る頃からしきりに空腹を訴えていた相方さまにとっては、お待ちかねの食事だ。
 店に着くと、恰幅の良い女将さんに案内され、待合室で一服。その後、会席料理が用意された部屋に案内された。食べきれないほどのお料理が並べられていて、その頃にはアタシも随分お腹が空いていたので全ての料理をまんべんなくいただいたんだけど、最後のおソバはさすがにギブアップ。なのに、相方さまに食べていただいたあとでお膳の下に持ち帰りパックがあったのを発見。軽くショック。うっ、もっと早く知ってたら食べ方違ったのになぁ・・・酒が飲めない今は、食だけが楽しみなのにぃ〜〜〜・・・悔しがっても後の祭りなのでした。でも全部おいしかった。お父さん、お母さん、ごちそうさま!

 まぁ、そんなこんなで、長い一日が終わりました。神事〜写真撮影〜会食を、濃い〜〜仲居さんにイジられても愚図ることもなく、おっぱいとオムツを1回ずつしただけでこなしてしまった娘、気持ち悪いくらいイイ子でした。1歳までの子供の行事はこれでひととおり済んだわけだけど、これからが大変なんだろうなぁ。知恵がついてきて一筋縄ではいかなくなるだろうし、病気したり、ケガしたりして。でもまぁ、今回相方さまの地元でお宮参りしたことで、立ち位置が決まったというか、どうにもこうにも頑張ってこの子を育てにゃならんのだ、という覚悟ができたような気がするな。
あぁ、がんばれオレ。