DIYアドバイザー関西の勉強会で、大阪木材仲買会館にお邪魔してきました。
2013年春に竣工した、木材の表情も麗しい新しい建物です。
シンボルツリーの桜を生かしたアールが優美。
竹中工務店がコンペに勝って、およそ4億ちょいで完成。
内外装に国産の木材をふんだんに使い、今まで木材が苦手だった耐火性を大幅に高めた「燃エンウッド」を主要建材に使っています。
カラマツとモルタルを組み合わせ、熱伝導を断ち切ることで燃焼が進まないように工夫した「燃エンウッド」。
手前が1時間の燃焼実験後、奥は実験前。表面は燃えてるけど中までは進行していません。
デッキには日照による劣化を防ぐためのひさしがあり、座るのに具合のいいステップがあるので、春には満開の桜を眺めながらお弁当などを食べたりできるとか。うらやましい〜〜〜!!!
隣の建物と隣接する外壁は、延焼を防ぐためにコンクリート。
でもコレ、浮造りの杉を型枠にして木目を演出してるんです〜〜
その他にも、フローリング材を重ねて木口を見せる工夫や、製材所をイメージさせる桧の壁など、さっすが木材仲買会館!な演出。
エレベーターの部屋の中、理事長室にもふんだんに木材が使われていて、とーーーーーっても贅沢でステキな空間でした。
日本でも珍しい、1Fがコンクリ造、2〜3Fが木造という構造は、洪水対策も配慮しながら最大に木材を活かした大規模の木造建築物として、日本中から関係者が見学に来ているそうです。
この日の桜はステキな紅葉でしたが、また春に、お弁当もって遊びに来てみたいな〜。