ふじまるぽーたる

音楽、自作好き筆者の愉快な日々の記録。

展覧会「宮殿とモスクの至宝」

fujimaru32005-11-29


 先週土曜日、披露宴のメニューの試食、プロデュース会社との打合せということで東京へ。経費節約のためホテル付のプランにしたので正午には東京に着く予定、試食の時間までヒマをもてあますってことで世田谷美術館に行ってきました。

 東京ってさぁ、い〜ろんな展覧会とかがたくさんあってホントうらやましいなーって常日頃思っているんだよね。アタシ、新・日曜美術館とか好きでよく見てるんだけどアレの最後に各地の展覧会紹介みたいなのやってて(アートシーン)いつもいつも「行きたいなあー・・・でも東京かあ〜〜」なんて思っていたんだよね。前回東京に行ったときは、現場でTOKYO WALKERとか見たら展覧会なんてスグ探せるさーってタカをくくってたら、全然ダメで。あーゆう情報誌って、メジャーなやつしか紹介してないから役に立たないんだな。
で、今回はちゃんと事前に下調べ(笑)して行って来ました、「宮殿とモスクの至宝」。タイトル聞いただけでゾクッとするねぇー。

 アタシはなぜか文様が好き。文様の題材って自然の草花とか動物などが多いんだけど、建築物や衣類の装飾として反復繰り返し使用できるよう、タイルやボーダーの矩形の中に緻密な計算の上で配置され磨き上げられたフォルムがなんとも言えず、グッとくるんだよね。キレイなステーショナリーとかイスとか靴が好きなのも人間工学的なある種の制約とデザインの共存に洗練を感じてしまうからなんだと思う。

 この日行ったのは13時すぎ。ちょうど講演をやっていたので聞いて・・・いや、寝てしまいました。テーマが「庭園絨毯と魔法の絨毯」、とっても面白かったんだが、早起きがたたってつい・・・。でも、その後ちゃんと展示品を見ましたがホントすばらしい!
トルコブルーのエナメルが施されたガラス、中国磁器に影響を受けたという青い染め付けの陶器、クラクラするほど美しいタイル達、蒔絵を思わせる緻密な装飾がまぶしい真鍮の水差し、平安の装飾料紙を思わせる美しいコーラン・・・
ため息でございますー。

 けっこう盛りだくさんの展示品を見終わった後、お楽しみのミュージアムショップでは、けっこう売り切れ続出。けっきょくいつもの一筆箋だけしか買えませんでした。だって、トルコ絨毯とか何十万とかするやつなんて買えねぇよ!

 でもまぁ、美術館のある砧公園の紅葉とかも楽しめて、目と心の保養になった展覧会でした。
http://www.setagayaartmuseum.or.jp/exhibition/exhibition.html