ふじまるぽーたる

音楽、自作好き筆者の愉快な日々の記録。

ハンドミルで手洗い石けんづくり

石けんを手作りするようになると、市販の石けんを買うことはほぼなくなる。
買うとしたら手洗い石けんくらい。
帰宅してからすぐ使う洗面台の石けんは液体フォームが便利なので、これは買っている。
で、キッチンで布巾を洗ったり、油や魚の匂いを落とすために使う手洗い石けんは、100均で買っていました。

今回またこの石けんが小さくなってきたので買おうかな、と思ったんだけどふと思い出しました。
以前、リバッチ石けんの実験で洗濯用の粉石けんを買っていたのです。
もう2年は経ってるかな。
これ、使わないともったいないし、保存場所ももったいない。

ということで、これを使って固形石けんを作ることにました。

私の石けん作りの基本は、シンプル&実用的。
この石けんも、簡単に作ることを念頭に、手ごねでできるハンドミルスタイルにしました。レシピは、ネットにあちこちあるので適当に参考にしました。

材料。
石けん素地は、パックスナチュロンの純粉せっけん。
石けんを緩くする熱湯のかわりに、石けんレッスンの卒業制作用に買ったハーブ、バタフライピーのティー。それはそれはキレイなブルーがでるので、ハンドミルなら色が残るかもと、アントシアニンの色変化の経過観察も兼ねて採用。
型は、フライングタイガーの製氷皿。けっこうフニャフニャで、ハンドミルの素地を詰め込むには柔らかすぎて、ピシッとした形になりにくい。

 

パックスナチュロン 純粉せっけん 1kg (デリケート洗濯洗剤)

パックスナチュロン 純粉せっけん 1kg (デリケート洗濯洗剤)

 

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プロセス。

  • ビニール袋に入れた石けん素地300gにティーを3回に分け、30mlずつ投入。毎回、ダマにならないよう全体になじませながら入れていく。
  • 全部入れる頃には耳たぶ程度の柔らかさに。でもよくみると、粉石けんの粒が残っているため、レンジで10秒ずつ様子を見ながら加熱。あったかくなったな、という程度で加熱をストップし、再度、手ごね開始。
  • すりつけるように揉み込むと粘りが出始め、同時に粒がなくなった。
  • オプションで、在庫処理的にハッカ油とローズウッドの精油を投入。
  • ヘラを使いながら袋から石けん素地を取り出し、型に詰め込む。


結果。

  • 半日経った段階で、表面はだいぶ乾燥。でも、離型できるほど中は硬くなく、指で押すと形が変わる感じだったので、冷凍庫に。
  • 1時間弱で、簡単に離型できた。離型後、表面は少し汗をかいてるので、すのこに乗せてさらに乾燥させる。
  • 形状。素地の詰め込み具合が弱かったのか底はボコボコ。表面はヘラで随分均したのでそこそこキレイ。
  • 色。もともと経年劣化で石けん素地が黄色がかっていたので、結果的にうすーいブルーグリーンという感じ。1日経った時点では嫌な変色はなし。もっと濃い状態のティーならきれいな色も残るかも。
  • 香り。型入れ直前に入れたこともあり、けっこういい香りが残っている。ハッカ系の精油にフローラル系を合わせるの、好みかもしれない。
  • 使い心地。もともとの石けんの特性だと思うけどスベスベ。キッチンの手洗い用なのでこれで十分かな。
  • そもそも今回、手軽に、と思ったけどけっこう手間がかかった。ビニール袋に粘り着いた素地をはがすのに手がせっけんだらけに。これ、苛性ソーダだったらありえない。初めからレンジ想定でしっかり温度を上げた方が型入れもスムーズかもしれない。

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今後。

今回、石けん素地が余っていたので作ったけど、コスパはどうなんだろう。
素地1kgで約1,000円。
今回、300gで小さめ石けん6個。
オプションは勘定に入れないとして、コスパは良い。
溶かせばフォームとして使えるという情報もあるので、今後、ハンドミルなどの研究として継続してもいいかも。
あと、次作るなら、しっかり湯煎するかレンジにかけるかで、もっと柔らかく扱いやすくして作ってみたい。