ふじまるぽーたる

音楽、自作好き筆者の愉快な日々の記録。

初めてのお雛さま

おひなさま今年の3/3は、娘の初節句。昨日、母親が来てお雛さまのセッティングをしていった。
実はこのお雛さま、母親の手作り。真多呂人形って言って、木目込みという、木型に溝を掘ってそこに布を埋め込むという手法で作った人形。アタシや姉が子供の頃は「実用的なものの方が良い!」という父親の主張で人形がピアノに化けたりして、お雛さまは飾ってもらったことがなかったんだよね。だから、アタシにとっても初めてのお雛さまなのだ。
この人形は、育児が一段落して趣味の手作り系に没頭し始めた母親が作り、叔母夫婦(子供なし)に差し上げたものだとか。もう処分しようとしてたらしいけど、アタシに娘が生まれたのでくださいました。子供の居ない叔母さんにとってはアタシら兄弟姉妹は実の子供みたいなもんで、とっても可愛がってもらったものでした。
いただいた箱を開けると、人形の作り方説明書とかも一緒に出てきて、一挙に昔の家の光景がよみがえりました。狭い家なのに部屋いっぱいに布きれを広げて、遅くまであーだこーだってやってるオカン、その横でこれまた趣味の釣り道具の手入れをするオトン。ビンボーだったけど、それなりに楽しく暮らそうとしてたんだなーと今、思います。
そんな思い出の詰まった人形を叔母さんが可愛がり、またそれをアタシがいただいて娘のために飾るということになる。本来、雛人形は引き継がないらしいけど、まぁいいやんな(笑)
おそらく30年近く前に作ったものだろうと思われる万葉雛ですが、けっこうイイお顔。親王飾りなので狭い我が家にもピッタリだ。しかし、経験がないから全然飾り方がわからへんかったな〜。今までこういう催し物はめんどくさくてやらないタイプ(=自分のことはどうでもいい)だったけど、一応、娘のことですからな〜。この先もいろいろあるから大変やけど、ま、楽しみつつやるとするか。